このドラマも懐かしいですね~。
松たか子と木村拓哉の人気ドラマ。正直言って「ロングバケーション」と似ているところもありますが、それも見ているうちに気にならないくらい好きになったドラマです。
はっきり言って、ストーリーとしてはよくある内容ですよね。
コンパで行きずりの女と部屋に入ったけど、なにをするでもなく寝てしまう。
で、会社に行ってみたら昨日の夜を過ごした女がそこにいた、と。現実社会だと「そんなうまくいくわけないw」と思ってしまいますが、ドラマではかなり良くあるパターンです。で、そこから喧嘩しつつもお互い惹かれあっていくんだけど、誤解が生じて一度は別れてしまう。だけど「やっぱり好き」ってことで誤解もとけ、最終的にはくっつくと。
こう書いてしまうと「ワンパターンなストーリーのドラマじゃん」と思うのですが、このワンパターンさというか、よくある感じが当時は良かったんだと思いますね。下手に作りこみ過ぎてない、基本に忠実な感じの恋愛ドラマなのが。
あと、主人公はこれまたよくある「優秀な兄弟(ここでは兄)へのコンプレックスも持っていました。
でも、兄も「周囲が思うほど自分は良いひとじゃない」と思っていて、好きな女性にはとことん不器用で・・・。こういうところも、このドラマの良さだったように思います。当人たち二人だけじゃなく、周囲も動いていくというね。また、完璧に見えるようで、その人も苦しみを背負っているというバックグラウンドが良かったです。
このドラマ、内容的には「うーん…」と思うところもありますが、なんといっても木村拓哉が格好いい!
若い時の木村拓哉は、やっぱり雰囲気あるっていうか人を惹きつける力を持っているなって思いました。画面の隅にいてもそっちに目が行ってしまう。演技力に関しては叩かれることも多いですが、人気アイドルだけあって華はある人だなあと思ってみていましたね。同じSMAPでも、草なぎ君とはまた違うタイプだよね。草なぎ君はみているうちにだんだん惹きつけられるような魅力があるけど、木村拓哉はそこにいるだけでハッとしてしまう雰囲気と言うか、すごさを持っている人。あの当時、あれだけ人気があったのも納得でしたね。
このドラマについては、今でも友達と「あのドラマ良かったよね~」なんて話をすることもあるので、みんなの記憶の中に残っているドラマなんじゃないかな。今思ったけど、ドラマで人気があるベタなストーリーって、やっぱりみんなが経験してみたいって思う恋愛を形にしたものなんだろうね。