こちらも、木村拓哉と常盤貴子の話題作。
こうしてみると、本当に木村拓哉主演の人気ドラマって多いね・・・(汗)。
このドラマは、腕はいいけれどお客さんからイマイチ人気がない美容師・柊二が、難病のせいで歩くことができなくなってしまい、車いすで生活する杏子と出会い、愛を育てていくお話。ちなみにこのドラマ、TMRの西川君が出たことでも話題になりました。ちょっとした役だったけど、私はこのドラマの西川君好きでしたね~、歌手だから難しいだろうけど、またドラマに出てきてくれたらいいのに。
さて、このドラマですが、図書館の司書をやっていた杏子が、柊二に「カットモデルになってほしい」と頼まれるところはらストーリーが始まります。車椅子に乗った杏子に、柊二は「自分がバリアフリーになってあげる」と告げます。車椅子に乗った杏子の身長は100センチ。その視界を二人で眺めながら、少しずつ距離を縮めていきます。
この話ね…少しのすれ違いとかそういうことはありつつも、二人はちゃんと結ばれて、家で一緒の生活もするんです。でも、これがまた切ない。仲良く生活を楽しんでいるのを視聴者は観ているわけで、そこから少しずつ杏子の容態が悪くなっていって、「死が近づいているんだな」というのが解るのが辛い。
柊二はスタイリストとして少しずつ成功していくんだけど、杏子の死期が近いのを知って美容師を休業しちゃうんだよね。でも、杏子は柊二の夢をかなえてほしいとずっと思っていたから、ショーに出るように言う。そして、そのショーで髪を切る柊二をしっかり見届けて、かけつけた柊二に「ありがとう」と言って死んでいくのです…。
亡くなった杏子にメイクをしてあげる柊二が、頑張って綺麗にしてあげようとするんだけど涙がどんどんあふれて・・・っていうところで、私も泣いてしまいました。タイトル通り「ビューティフルライフ」なドラマを見ることができましたね。

このドラマの凄いところは、ドラマをきっかけに「バリアフリー」ということばが定着したこと。
今は当たり前に使われている言葉ですが、当時はまだまだ十分に浸透していなかったので、ドラマを通して「障碍者に必要なバリアフリー」のことが伝わったのが良かったです。普段、車いすの人の視界ってあんまり意識しないけど、このドラマを見て改めて「こんな感じなんだ~」と知ることができて勉強になったな。難しいことなのかもしれませんが、私としてはもっと障碍者がクローズアップされるドラマがあっていいと思います。