学生時代から「恋多き女」として友人からは呆れられていた私。
例えるなら、NANAに出てきたハチに似てるかな~。ハチは「一目ぼれの達人」と言われるほど一目ぼればっかりの女の子だったけど、私も同じで「いいな」と思う人を見つけては夢中になり、失恋・・・という毎日でした。今思うと馬鹿みたいだし、そういう自分に酔っていたところも大きいと思う。でも、素敵な人がいたら好きだって思うし、お付き合いしたいと思うじゃないですか。当時は「好き!」と思ったら一直線なパワーがあったんだよな~と懐かしく思います。とてもじゃないけど、今は無理ですからね。
そんな「恋多き女」の私は、色々な人とお付き合いしてきました。
中でも良く覚えているのは、お友達から恋人になったパターン。長くお友達だった男と、「付き合おうか」という話になり、お付き合いをしてみた・・・という経緯です。私は相手に恋愛感情を持っていなかったんですが、とにかくいい人だったし、人気もあったし、格好良かったんで「付き合ってみようかな」って気持ちになったんですよね。
でも、このお付き合いって今にして思えば「失敗だったな」って思うんです。
なぜなら、お付き合いが終わった後に、お友達関係も終わってしまったから・・・。
お付き合いを始めたのは良かったんですが、友達としてずっとやってきた私たちが、恋人としてやっていけるかというとそうじゃないんだよね。
彼はすごくレディーファーストで、お店に入るときは必ず彼がドアを開けてくれたし、優しかったし、ご飯は必ずおごりだし、とにかく「女性を大切にする男」でした。でも、こういう優しい男は私に合わなかった(汗)。私は毎回奢られると「馬鹿にされてる」と思うタイプだったし、レディーファーストとかもあんまり好きじゃなかったんですよね。
あと、彼は私に優しかったけど「誰にでも優しい」という人でした。付き合った当初から「合わないな」と思うことだらけだったけど、最後は結局浮気されて終わりました。その後も友達としてやっていきたかったけど、やっぱり浮気されたことって後々まで響くじゃないですか。それで「やっていけないな」と思って、お友達を続けることもできなくなってしまいました。
たくさんの恋愛をしてきたけれど、中でも辛い思い出といえばこの思い出ですね。
他の思い出は何とか「いい思い出」にすることができるけど、これだけは無理。すごくつらい思い出です。またあの日に戻れたら、次はお付き合いをしないでお友達のままでいたいです。