ドライフラワーとは

ドライフラワーは生花や草を乾燥させて作りますが、自然乾燥させたものもあれば、熱を加えて乾燥させたもの、あるいは冷凍乾燥させたものなど、乾燥のさせ方に違いが見られます。
花の部分、または茎や果実などを乾燥させて、インテリア用品として飾ったり、誕生日や結婚記念日などのプレゼント用として販売されています。

ドライフラワーは花が手に入らない、冬の季節の長いヨーロッパの北部で作られたのがはじまりといわれています。
イギリスでは、ビクトリア朝時代にフラワー・アレンジメントが流行したことから、ドライフラワーにできる植物の研究が進みました。
どんな植物でもできるというものではなく、ドライフラワーになりやすい植物となりにくい植物があります。

ブリザーブドフラワーとは

ブリザーブドフラワーは、生花を脱色してから特殊な着色液を吸わせて、乾燥させたものです。
好きな色に着色することができますし、ドライフラワーより長期間の保存が可能になります。

ブリザーブドフラワーを作るときに手間がかかるのは、脱色前の水切りや水揚げ、もしくは湯揚げです。
元になる生花がイキイキした状態でなければ、美しいブリザーブドフラワーを作ることはできません。

ブリザーブドフラワーには、まっ赤なバラや黄色のチューリップといった単純な色以外に、アイスブルーのバラ、チェリーピンクのチューリップというように複雑な色をつけることができます。
さまざまな色に着色させることのできるバリエーションの豊かさは、色がくすんでしまいがちなドライフラワーにはマネのできないものでしょう。

保存の長さと価格の違い

ドライフラワーとブリザーブドフラワーの大きな違いは、保存できる期間の長さです。
ドライフラワーで多いのは自然乾燥させたものですが、長く持ったとしても2~3ヶ月程度といったところでしょう。
それに対してブリザーブドフラワーの方は、保存状態が良ければ、2~3年は長持ちします。

ドライフラワーとブリザーブドフラワーの持ちの長さの違いは、料金にもあらわれます。
ドライフラワーの価格は、高額なものもありますが、自然乾燥したものであれば1,000円程度から購入できます。
ブリザーブドフラワーの価格は、加工されたもので3,000円ぐらいからあり、ドライフラワーよりも高めの料金となっています。

ドライフラワーにも乾燥のさせ方によっては高額なものがありますが、自然乾燥のものは手軽に作れることから安価です。
ブリザーブドフラワーは作るのに手間がかかり、長持ちすることからインテリアやプレゼント用品として販売されています。
最近では、ご家庭で簡単にブリザーブドフラワーを作ることのできる商品も販売されていますから、手作りにチャレンジしてみてください。