夢がテーマ
夢をテーマにした花言葉を集めてみました。
ブバルディアは熱帯アメリカ、メキシコなどに咲く花で、花の色は白、ピンク、赤、オレンジ色、花言葉は「夢・空想・情熱」です。
ルイ13世の主治医をしていた、パリ王室庭園の園長ブーバルにちなんで、この名前が付けられています。
デイゴはインドやマレー半島などの南国が原産地で、真っ赤な花をつける沖縄県の県花でもあります。
花言葉は「夢・活力・童心」、この花が咲く年は台風の当たり年で、天災に見舞われるという言い伝えのある花です。
中央アジア原産のカスミソウの花言葉は「夢心地・親切・人の魅力を引き出す」とされており、かすみをかけたような無数の白い小花を咲かせます。
また、「ベビーズブレス(赤ちゃんの吐息)」とも呼ばれ、白い花のほかに淡いピンクのものが見られます。
「夢のように美しい」との花言葉を持つ花はカラーで、ほかに「乙女のしとやかさ」とか、「すばらしい美」との意味を持ちます。
ワイシャツの襟(カラー)に似ていることから、この名前が付きましたが、白のほかに黄色やピンクがかったものがあります。
実は、白い花のように見える部分は花ではなく、真ん中の黄色い棒状の部分です。
ピンクのアスターの花言葉は「甘い夢」ですが、白だと「私を信じてください」、青で「あなたを信じているけど心配」に変わります。
別名は「エゾギク」で、マーガレットやマリーゴールドといった、ほかのキク科の花に似ています。
中国北部で咲くことから、英語では「China aster(チャイナ・アスター)」と呼ばれます。
南ヨーロッパ原産のニゲラの花言葉は 「夢で逢いましょう」、ほかの花の色に白、青、ピンクなどがあります。
「黒種草(くろたねそう)」とも呼ばれており、実の中にある黒いタネは、香辛料としても使われます。
花びらに見える部分はがく片で、たいへんメルヘンチックな形状をしています。
眠りがテーマ
白いケシの花言葉は「眠り、忘却」、赤い花だと「感謝・慰め」、黄色い花で「富・成功」となります。
「ポピー」や「ヒナゲシ」と呼ばれる種類がありますが、アヘンやモルヒネの材料となる植物の栽培は禁じられています。
「虞美人草(ぐびじんそう)」というのもまた、ヒナゲシの別名です。
カイドウの花言葉は「美人の眠り」ですが、ほかに「妖艶」とか「艶麗」とあります。
唐の玄宗皇帝は、この花に楊貴妃のほろ酔い姿を連想して、「美人をあらわす花」と言ったそうです。
枝から垂れ下がるように咲く花がなんとも色っぽく、たしかにそんな風情です。
夢に関連した植物には、幻想的な雰囲気を持つ花が多く、それでこういった花言葉が付けられたのではないでしょうか。
これらの花を見ていると夢心地になるというか、別世界に連れて行かれそうな気分になります。