憎しみ
結婚式や誕生日などで贈られることの多い花束ですが、その中に憎しみが隠されている場合があります。
よく知ってる花だったとしても、色が違うと別の花言葉になってしまうことがあるのも怖いです。
バラなども、赤なら「あなたを愛します」ですけど、黄色になると「笑って別れましょう」などの意味があるので気を抜けません。
オトギリソウで「恨み」を突きつけ、クロッカスで「私を裏切らないで」とクギを刺し、アザミときたら「復讐」などと、憎しみを感じる花言葉が付けられています。
フキノトウは「処罰は行わねばならない」と決意が固そうで、裏切った場合などは、決して許してもらえそうにありません。
キスツスは「私は明日死ぬだろう」、ガマズミにいたっては「私を無視しないで」と訴えたあげく、「無視したら私は死にます」と脅迫的です。
なかには嫌な感じのする花もありますが、キレイに咲いている花を見てこのような花言葉を思いつくなんて、いったい誰が考えたのでしょう。
スノードロップなどは清楚な感じの花なのに、「あなたの死を望みます」だし、ハナズオウは「裏切りのもたらす死」とか、穏やかじゃありません。
こんな怖い花を贈られてしまったときには、素直に謝るか、ひどい目にあう前にその人と距離を置くか、できるだけ遠くへ逃げることでしょう。
悲しみ
花の中には、悲しみを訴えかけてくる花言葉が付いているものがあります。
シラーの場合は「悲しみ」だけですが、アリウムなどは「無限の悲しみ」で、シラーの何倍も悲しみが強そうです。
このように、さらに追い討ちをかけるような別の花言葉を持つ花が存在します。
ムスカリは「失望」程度でも、マリーゴールドとなると「絶望」で立ち直ることができません。
ムスカリやマリーゴールドを見て、そこまでの失望や絶望を感じるものでしょうか。
「悲しき思い出」があるのは彼岸花(ひがんばな)で、お彼岸の頃に咲くことからこの名前が付いています。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれるキレイな花ですが、毒があります。
曼珠沙華を食べてしまった人は、悲しき思い出を持つことになります。
同情
同情してくれるのはアルメリアという花で、「同情・心づかい・思いやり」の花言葉を持ちます。
しかし、人によってはプライドの高さゆえ、同情されるのが嫌な場合もありそうです。
「親切」なのはオミナエシ、「秋の七草」のひとつで解熱効果があり、人助けにもなっている花です。
また、ベゴニアにも同様の意味があるので、ふたつ合わせれば親切が二倍になりそうです。
「別れた友を思う」のは百日草、「亡き友をしのぶ」という意味もあり、亡くなった方にとっては、忘れずにいてもらえるのでうれしいでしょう。
ヘリクリサムとなると「永遠の思い出」となり、そこまで大切にしてもらえたら言うことありません。