大奥も面白かったドラマの一つですね!
江戸時代のお話なんですけど、私は元々歴史が好きなのもあって、大奥って言葉そのものは知っていたんです。
ただ、そこまで詳しく知っていた訳ではなかったのでドラマを見て知った部分も結構あったんですけど、これがかなり面白かったです。
実際にこんな世界が繰り広げられていたのかは分からないんですけど、女のドロドロとした部分が描かれていて、同じ女だからなのかもしれないですけど、かなり面白かったです。

女のリアル

男の人が見たら「女って怖いな」って思うかもしれないんですけど、女から見ると当然というか、むしろリアリティのある世界観なので面白かったです。
それに女性が強くなっていくのって今の世相と似ているじゃないですか。
それが爽快だったんですよね。
江戸時代ってまだまだ「家」って考え方がとっても強い時代だったんだなって改めて思いましたね。

子供を作る事が出世というか、自分の立場をも作る事になるんですからね。
だから殿さまとの時間を大切にとかではなくて、子供は自分自身の身の保全のためでもあるし、ましてや将軍にでもなれれば大出世というか、人生大逆転が待っているんですから必死になりますよね。
今の世の中では考えられないですけど、もしも一夫多妻制で子供を作ったら自分の立場が上になるって世界観だったら、私だって必死になっちゃうと思いますよ。

その部分がドロドロしていてとっても面白かったんですよ。
それに江戸時代って設定も良かったのかもしれないですね。
現代社会ではこういった構図を作りだそうって思っても難しいじゃないですか。
むしろ妙にリアリティを出すと視聴者がついていけないっていうか、ドン引きしちゃうかもしれないですよね。

時代設定の上手さです

でも「江戸時代の話だから」って事で言い訳が成り立つし、ドロドロとした部分も「江戸時代だから」って事でかなりリアルに書けると思うんですよね。
だからか、私も同じ女ではあってもどこか「他人事」みたいな感じで見る事が出来たんですよね。
もしもですけど、これが現代が舞台のドラマだったらちょっと見ていられないっていうか、「いくら女だからってそこまでしない」とか「同じ女でも共感は出来ない」って気持ちになっちゃっていたかもしれません。
ですが、江戸時代の話って事で共感というか、むしろ「もっとやっちゃえば良いのに」とかいろいろと考える事が出来ましたよね。

だからドラマって世界観もとっても大切なんだなって改めて実感しました。
演技とかストーリーも大切だと思うんですけど、舞台設定次第で話の展開に自分との距離感がどんなものになるのかが変わってくるんだなって。
なんだか偉そうに語っちゃいましたけど、それくらい面白かったって事です!