朝顔の花言葉

お花はいろいろな楽しみ方があるんですけど、言葉遊びもその一つなんですよ。
これは私も本で読んで、「あ!」って気付いたんです。
それまで全然意識をした事なんてなかったんですけど、お花って最後の瞬間の言葉が違うんですよね。
例えば梅だと「こぼれる」だし、椿なら「落ちる」だし、朝顔だと「しぼむ」ですよね。

日本語の楽しさ

ちょっとした違いですけど、日本語って面白いなって思いませんか?
私はこれを見た時、それまでお花が好きだと思っていたのになんでこの事実に気付かなかったんだろうって思ってしまいましたからね。
きっと昔の人って日本語を丁寧に使っていたので、最後の瞬間に似合った言葉をチョイスしたんじゃないかなって思っているんですよ。
梅や朝顔って別に現代に入って生まれたような言葉ではないですしね。

平安時代とか、もっとその昔からあったと思うんですけど、日本の文学は平安時代に一気に花が開いたっていうか、古今和歌集とかもそうですよね。
名前を知っているだけでどんな内容なのかまでかは私も良く分からないんですけど、お花の最後の言葉だけを考えても日本語って綺麗だなって思うんですよね。
あとは散るって言葉もありますけど、これはちょっとニュアンスが違いますかね。
散るお花って風によって散らされるっていうか、天寿を全うしたものではないんですよね。

この表現が面白いんですよ。
冒頭でお話した、しぼむとか落ちるとかはお花だけでの話なんです。
でも散るっていうのはお花の自分の意思じゃなくて、しぼんだ後に風に吹かれて散るんですよ。
だからお花とはまた違った話なんです。
花言葉
日本語の妙っていうか、お花を題材にした時、この話はいつも出てくるんですよね。
日本の言葉づかいって他の国と比べるとかなりデリケートだなって思わされるんですよ。
だって英語にすればきっと「end」で終わりじゃないですか。

終わりを表す言葉たち

どれも終わりを意味していますからね。
でも日本語にすると「終わり」ではあっても、じゃあ「どうやって終わるのか」って部分なんですよね。
それが私にとってはかなり衝撃的というか、面白いなって思わされる部分だったんですよね。

こういった感性は日本人特有というか、日本語の良い部分だとも思うので、もっともっと私もお花だけじゃなくていろいろな事に対して言葉づかいを丁寧にしたいなって思うようになってきましたね。
イライラしている時とか、夫相手にはついつい言葉使いが汚くなってしまうんですけど、そういった事も控えないとですよね。
別に夫とは仲良しですけど、夫婦ですからね。

時にはイラっとさせられる事もありますよ。
この前も夜中に急に電気付けて、「寒い」って。
私まで巻き込まないでよって思っちゃいました。