日本では、まだまだ「シェアハウス」というものが一般に浸透していません。 
日本において住宅と言うのは「プライベートな時間を過ごす場所」ですので、これをいきなりシェアハウスにしろと言われても「嫌」と言ってしまうかもしれません。
でも、日本の社会も大きく変化している最中ですから、そういって点でシェアハウスは今後いいものになっていくかもしれません。
実は、 シェアハウスのなかに「お年よりを「対象にしたもの」ができ、それが日本では多くの支持をあつめている様です。

●お年寄りのシェアハウスって?
日本では、「お年寄りにこそシェアハウスが必要なのでは」と考えられているところがあります。
どうして、「お年寄りにこそシェアハウスが必要だ」と言われているかを御存知ですか?お年寄りの中には「1人暮らしは心細い」「誰かと一緒に生活したい」という気持ちがある人が少なくありません。
だって、1人で生活しているとやっぱり心細いでしょう。そういう人が、シェアハウスへの申し込みをするようです。各地には、既にお年寄り用につくられたシェアハウスがあり、多くのところで存在感を示すようになってきています。各地で探してみると、シェアハウスとの出会いがあるかもしれません。
中には、食事つきのシェアハウスなどもあり、こちらも多くのひとから支持されている様です。今後、お年寄りの世界でシェアハウスは支持されていくのかもしれませんね。

●しかし、問題も
お年寄りの場合、介護などが必要になることもありますが、シェアハウスではもちろん「介護サービス」を受けることはできません。介護サービスは、しかるべきところでしか受けられないからです。例えば、特別養護老人ホームなどがそうですね。
お年寄りになってからシェアハウスで生活するよりも、介護付の住宅に入った方が安心ではないか?という考え方をする人も少なくありません。確かに、介護つきの住宅であれば将来の心配はいりません。
この点をどう考えるかはその家庭しだいですが、まずは自身のライフプランをしっかりと考えてから「どういった方法をとるべきなのか」を考えていきたいですね。
シェアハウスは確かに心強く、1人の寂しさはありませんが、そこにいて介護などをしてもらうことができるわけでもありません。この点を、どう考えるかが大切なのではないでしょうか。住宅の問題と言うのは生涯にわたって大きな問題になることが少なくありませんので、慎重に見極めることが必要なのではないかと思います。