これも木村拓哉主演のドラマ。
私、木村拓哉って別に好きじゃないんですけど、こうしてみると主演作品をかなり観ているなーと思います。不評だった「安堂ロイド」も観たし、「プライスレス」も観ましたしね。人気があるアイドルだけあって、話題性のある作品の主演を任されているからよく見るのかな。やはりジャニーズの中でも、キムタクって特別な存在なんですねー。
さて、そんなキムタク主演作品の中でも、悲劇が際立ったのが「空から振る一億の星」。これも、放送されていた当時は毎週楽しみにしていて、「次はどうなるのか」がすごく気になっていました。そして、あの明石家さんまさんが出ているというのもこのドラマのポイントですよね。明石家さんまさんはあまりドラマ出演をしませんが、実は「演技が凄く上手い」ということで有名。私はこの方の演技が好きなので、もっとドラマに出ればいいのに~って思ってました。そういう思いがあったから、余計にこのドラマが楽しみだったんですよね。
話がそれましたが、「空から振る一億の星」は、とある女子大生が殺害されるところから話が始まります。
女子大生殺人事件の捜査に抜擢された堂島完三(明石家さんま)と、その妹優子を中心にストーリーは動いていきます。ある日、完三と優子が涼(木村拓哉)に出会ったことで、二人の運命が変わっていくという筋書きです。
もうだいぶ前のドラマだし、結末をぶっちゃけると
●涼と優子は、実は血のつながった兄妹だった
●完三は昔に誤って人を殺していた過去があり、それが涼と優子の父親
●父親がいなくなった二人を引き取ろうと、完三は涼と優子を探した。が、優子しか見つからなかった
●女子大生殺害事件の犯人は涼(完三の勘は正しい!)
●完三が昔に涼の父親を殺害したことを知った優子は、完三が復讐のためにやってきたと思い完三を守るために涼を殺害。しかしその後、優子は涼の妹だったことを知る
●優子、自殺
という救いも何もないストーリーなんですよね。
しかも、途中で涼と優子はお互いに恋心まで持ってしまうし。
途中では涼とお付き合いしていた女の子が自殺しちゃうし、なんとも悲しいストーリーのドラマで…。
でも、単なる悲劇で終わらないのがこのドラマの凄いところだなと。最後に、完三が二人を思って号泣するシーンがあるのですが、これがなんとも切ない・・・。完三だけが生き残ってしまったことが、良かったのかな・・・といつも思ってしまう結末です。優子は完三の目の前で死んでしまうし、それもまた悲しい・・・。見ている方も悲しくなるような内容が辛く、途中で「これはキツイな・・・」と思いつつも、最後まで見てしまう面白さがこのドラマにはありました。
思わず見入ってしまうドラマだったな。